PREV| PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | コメント(-) | トラックバック(-) | TOP↑

≫ EDIT

「ただ読みダイアリー(4)  

奥田英朗 「サウスバウンド」読了。


サウスバウンド

これはいいです。強力熱烈おすすめです。

氏の作品で最初に読んだのが確か「邪魔」。これはそれほど感心しなかったのですが、続いて読んだ「最悪」の、緻密ながらもテンポのいい展開とリアルな台詞回しに脱帽。さらにあの人が主人公の「ウランバーナの森」に「こんなんあり?」と驚き。その後、「イン・ザ・プール」「真夜中のマーチ」と読んだところで完全にMy Favoriteの仲間入り。ちょうどそのころ直木賞を受賞されました。それからも「空中ブランコ」「東京物語」「マドンナ」と読み、そして今回の「サウスバウンド」。それまでの「ウランバーナの森」を抜いて一躍Most Favoriteとなりました。

主人公は小学校6年生の男の子。おやじは元過激派の活動家です。第一部はその家族の東京での生活、第二部は沖縄に移住してからの生活が舞台です。

奥田英朗氏は私よりひとつ年上。同時代を同世代として同時に呼吸してきただけに、共感する部分が多いんでしょう。「東京物語」などは、まさに自分の「あの頃」と同じ思いをあちこちに見つけ、うれしくなってしまいました。そしてこの「サウスバウンド」は、別の意味でも大いに共感してしまいました。それはここではいえない話ですが・・・。

こんな一節があって笑ってしまいました。

主人公の家に活動家仲間が訪ねて来ての、おやじと活動家の会話。

「ところで早稲田の本部にいた大野はどうしてる」
「あの人は転向しました。郷里で塾を経営しています」
「とんだハッタリ野郎だな。むかしは永田町を火の海にしてやるとか吼えてたくせに」
「あと、京大で旗振ってた山本さんも島根の実家に帰りました。同じく塾です」
「塾っていうのが気に食わないな。受験産業のお先棒を担ぎやがって」
「しょうがないですよ。ほかに仕事なんてないんですから」

そうか。塾ってそうなんか。妙に納得してしまいました。

| ただ読みダイアリー | 00:00 | comments(0) | trackbacks(0) | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://myblackmama.blog84.fc2.com/tb.php/953-2ae4e160

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。