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ただ読みダイアリー(76)

有川浩 「阪急電車」読了。


阪急電車


有川浩って、あの「図書館戦争」の?

・・・そうです。

つい最近、ずいぶんくさしてなかったっけ?

・・・はい。

なら、また、何で?

いや、実は、Ⅰ先生と本の話をしているときにたまたまこの本が話題にのぼって、いつもお世話になっている西宮市立図書館のHPから予約件数を見たら、750件という気の遠くなるような数字が出て来たんです。

「うわ~、こんなん、みんなが二週間フルに借りたとしたら・・・10500日、ええと・・・365で割って・・・28.7年もかかるやん~ ありえへん~」という話になって、そこで買い読み派であるⅠ先生が

「貸しましょか」

と言って下さったので、遠慮なく借りてただ読みさせていただくことになったというわけです。

この本は阪急電車の、宝塚と西宮北口を結ぶ今津線というローカルな路線の乗客が織り成すドラマを綴ったもの。筆者も現在はこの沿線の住民なのだそうです。

この今津線、私も、神戸に出るのにちょくちょく利用していますし、JR福知山線事故のときは、代替輸送でこの線に乗って毎日通勤しました。家人の実家はこの線の小林(おばやしと読みます)駅の近くですし、Ryoもこの線に乗って6年間、中学高校に通いました。縁浅からぬ路線です。

ひとつひとつの物語は、駅ごとに主人公を変え、しかしうまい具合につながり、絡み合って進んでいきます。なかなかよくできた構成です。どの物語も角がなく、ほっこりできる話で、登場人物も嫌味がなく、読後感もさわやか。おやぢにはちょっと物足りないかなあとも思いますが、これくらいがちょうどよいのでしょうね。やっぱりここでも理屈っぽいおやぢは読者として想定されていないようです。いや、すねて言ってるわけではないですよ。これはこれでいいんじゃないと、素直に思っています。

まさに天気のいい日に阪急電車今津線に乗って、のんびり外の景色や車中の人々の様子を眺めているうちに、気がついたら西宮北口に着いていて、さあ元気出して、三宮か梅田か、人の多い町に向けて乗り換えよか~、そんな感覚で読める本です。

阪急電車今津線に縁のある人ならあちこちに感情移入できる仕掛けが用意されていて楽しめるでしょうし、縁のない人でも、人の日常ってまさにこんなもんだよなあ、実は、人はこんな大したことではないことをしながら、思いながら、生きているんだよなあと納得できるでしょう。

肩の凝らない読書をしたい気分の方には大いにお薦めです。西宮市立図書館は地元ですからすごいことになっていますけど、大阪の図書館ならそんなにばかみたいな予約件数ではないのではないかと思います。是非トライしてみてください。ハードカバーで買うのはちともったいないので、文庫落ちしてから買い読みというのもいいかも・・・。

| ただ読みダイアリー | 00:49 | comments(0) | trackbacks(0) | TOP↑

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