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ただ読みダイアリー(57)

原 「愚か者死すべし」読了。



愚か者死すべし


原最新作。「さらば長き眠り」からの続け読みです。

でもリアルタイムには前作から9年以上。相変わらずですね。

帯文句によると「新・沢崎シリーズ第一弾」・・・だそうです。どう「新シリーズ」なんでしょう。

その醒めた態度は何やねん・・・

やはり前作に少し不満があったからです。そもそも私は直木賞受賞作「私が殺した少女」がいまいち印象に残っていないのです。その上での「さらば長き眠り」がまたまたいまいちだったので、そのリベンジを期しての連続読みというわけです。

しかし・・・ これはいい!!

何がどういいかはなかなか難しいのですが、ひと言で言うと「ハードボイルドとミステリの混合比率の勝利」というところでしょうか。

前作はどちらかというとミステリ寄り。しかしそのわりに結末はそれほど腑に落ちるものではありませんでした。本作は明らかにハードボイルド寄り。まずは沢崎の台詞や生き方を読ませる。あまりに古典的ハードボイルドなので、「古くさい」という謗りを免れない面もありますが、それはそれで「今どきでなくてかえっていい」とも言えるでしょう。そこにミステリの筋立てが駆動力としてうまく絡み合ってぐいぐい読ませます。相手が永田町と桜田門だけに、ハードボイルド感もいっそう引き立つというもの。結末もすとんと腑に落ちる快感はありませんが、まあ納得というところ。

新シリーズの所以がどこにあるのかはよくわかりませんが、ひょっとするとこのハードボイルド路線がそれかもしれません。読後感が前作とは明らかに違います。

「これからはお待たせしません」ということなので、次作を楽しみに待つことにしましょう。

| ただ読みダイアリー | 09:33 | comments(0) | trackbacks(0) | TOP↑

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