PREV| PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | コメント(-) | トラックバック(-) | TOP↑

≫ EDIT

ただ読みダイアリー(56)

久しぶりの萬月先生。といっても小説ではないんですけど・・・。



花村萬月先生 「父の文章教室」読了。

父の文章教室


この本は、萬月先生が幼少期、父親から施された「英才教育」について書かれたものです。

これまでにもエッセイや小説の中で、このことについて触れられたことは何度もあるのですが、その全体像について正面から書かれたのは本書が最初(でおそらく最後)だろうと思います。

何とも驚くべき「英才教育」です。そして、師自身についても相変わらず驚くべきことがいくつか開陳されています。私が驚いたくだりをひとつだけ(他にもたくさんあるのですが)、引用しておきます。

「・・・私は小説を書くことで詰まったことがありません。常軌を逸した坐業ですから肉体的なつらさはありますが、創作自体はまさに軽々、なのです(その結果、できあがった作品が傑作かどうかといったことは別問題です。)
なぜ詰まることがないかといえば、あれこれ体裁を変えはしても私が表現したいことの核にあるものは不変であり、かつ普遍であるという見切りが、自身の内面でかなりの強度をもって成されているからです。自己分析を施せば、本文を読んでいただければなんとなく理解していただけるでしょうが、一神教的なぶれのなさを獲得しているようです。」(「はじめに」p.4)

たとえ「職業小説家」とはいえ、こんなことが自然に書けてしまうということは、本当に凄いことです。こんな凄い人がどうやって出来上がったのか、本書はその一端を明らかにしています。

師の教育論、文学論、人生論を知る上で、必読の書といえるでしょう。

萬月教信者にはお奨め。そうでない方は読まなくていいです。ネット上の書評を見ても明らかにわかっとらんすかたんな書評もあることですし・・・。

| ただ読みダイアリー | 14:23 | comments(2) | trackbacks(0) | TOP↑

COMMENT

今は文字が頭にはいりません…
英才教育って言葉に踊らされてしまい、生きていく上でもっと大切な情操教育をおろそかにしてしまいそうになる世代の母親です。
英才教育の功罪ってあるように思えますが、花村先生にとっては素晴らしい教育を受けてこられたのでしょう。

表現したいことの核が不変かつ普遍であり、ぶれないと断言できるってすごいことだと思います。

落ち着いたら 読ませていただこうと思っています。

| 頭まっ白 | 2007/11/22 11:56 | URL | ≫ EDIT

英才教育は、
子供に能力のある場合にのみ、有効です。多くの悲劇は、子供の能力を理解しない親によって為される「英才教育」です。「英才教育」と「情操教育」はまったく別次元のものです。それが対立軸であるかのように語られることがすでにおかしいのだと思います。
子供の能力を具体的に知らない親のなんと多いことか・・・。

| myblackmama | 2007/11/23 01:22 | URL | ≫ EDIT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://myblackmama.blog84.fc2.com/tb.php/328-687800ff

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。