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ただ読みダイアリー(54)

東野圭吾 「容疑者の献身」読了。



東野圭吾


言わずと知れた氏の直木賞受賞作品で、その年の「このミス大賞」も取ったヒット作です。「ガリレオ先生」シリーズの第三作。今このシリーズがTVドラマ化されて話題になっているそうです(TVは観ないのでとんとわかりません)。

私は生来のトロツキスト気質から、「超売れてるものには近づかず」をモットーにしており、おかげで宮部みゆきセンセなどは一作しか読んだことかありません(その一作「レベル7」はとっても面白かったのですが・・・)。よって、今超売れ筋の東野圭吾氏は、以前旧作の「鳥人計画」を緊急避難的に読んだきりで、近づかざる存在になっております。本作は、このブログのコメントで勧めていただいて、図書館に予約を入れておいたら、順番が回ってきたので、じゃあ読んでみるか~となったわけです。

まあ、既に世評が確立されているものを読むというのは、すでにそれ自体面白くないことです。

生来のトロツキスト気質から、素直に大感動ということはまず期待できず、普通に面白くて当たり前、面白くないとなればどこかどうと考えなければなりません。それが面倒です。

結論から言えば、この作品は普通に面白い・・・でした。

没落したダメ亭主と別れ、娘と二人、逃げるように健気に生きる女。金の無心が目的でそのあとを追い回すダメ亭主。ある日、女は娘と二人、ダメ亭主を殺してしまいます。これがすべての始まり。

でも・・・これって、いくらなんでも余りに古典的過ぎません?こんなことを懲りずに繰り返しているのが人間なんでしょうけど、出だしからこんな陳腐かつ不愉快な設定での殺人事件を見せられたら、さすがにテンション下がりますよね。

この作品の凄さは、その後の展開で、この下がったテンションを元のレベルまで回復させるところにあるとも言えるのでしょうか。確かに回復はするのですが、盛り上がるところまではいきません。ラストで盛り上がる人もいるのでしょうが、私には・・・。作者はそんな展開を考えて敢えてチープな事件を冒頭に置いたのかもしれませんが、もう少し気の利いた話が枕なら、もっと作品の価値が上がったのでは、と思えてなりません。そうすれば結末ももう少し違ったものになり、私好みのものになったかもしれません。結末がこれまたあまりに・・・なんですよね。

でも、「売れる」ということや、後の映画化やドラマ化を念頭に置くと、これくらいわかりやすいほうがいいのかもしれませんね。

というわけで、今回は、トロツキストの「ただ読みダイアリー」でした。

| ただ読みダイアリー | 11:37 | comments(0) | trackbacks(0) | TOP↑

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